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2014年05月12日

「戦略的IT投資が企業経営を変える!」インタビュー記事掲載/日経ビジネス特別版(5月12日号)

日経ビジネス特別版(5月12日号)の「戦略的IT投資が企業経営を変える!」にエムオーテックス代表取締役社長 河之口 達也のインタビュー記事が掲載されました。以下、掲載内容です。

もうIT資産管理・セキュリティ対策に手間をかけるのはやめませんか

エムオーテックスの「LanScope」シリーズは、最初の製品を1992年に提供開始してから約20年の間、ユーザーの要望やIT 環境の変化に合わせて進化し続けてきた。最新版では約400の画面をすべて見直すなど、操作性を大きく向上。この新版には、日本のIT革新に貢献したいという同社の思いが秘められている。

─ 情報セキュリティーの脅威が高まっていると言われますが、この背景には何があるのでしょう。
河之口: 大きく2つの理由が挙げられます。一つ目は、企業が使うITリソースが急増し多様化していることです。スマートフォンやタブレットなど、デバイスのモバイル化はまだ始まったばかりです。これは今後もまだまだ進化し続け、とどまることのない流れです。また、企業システムは従来、オンプレミス(社内運用)がほとんどでしたが、近年は社外のクラウド・サービスを使う比重が高まっています。

すなわち、IT資産管理の対象と情報セキュリティー対策を講じるべきITリソースの種類と領域が増えてきたのです。もう一つは、サイバー攻撃の多様化と急増です。特定の対象だけを狙う標的型攻撃や、ドライブバイダウンロード(秘密裏に悪意あるソフトウエアを送り込む攻撃)など、新たな手口は今後もとどまることはありません。一方、企業のIT資産管理や情報セキュリティー対策は、多くの経営者の方々にとって理解しにくい専門的な用語も多く、よく分からないので担当者に任せているケースがほとんどです。しかし、先にも述べたように、対策を講じないことがリスクといえる時代ですから、まずは基本的な対策が取れているのかを再認識する時期に来ていると考えています。

─ 対策を見直す際には、どんなことに留意すればよいのでしょう。
河之口:最も重要なことは、すべてのI Tリソースを「見える化」することです。どのようなIT機器があり、それぞれでどのようなソフトウエアがインストールされており、そのソフトはしっかりとセキュリティー・パッチが当てられているか、いつ誰が利用したかなどを常に把握することが欠かせません。このような基本的な対策を抜きに、うちの会社は大丈夫だろうと思っている経営者の方々がとにかく多いと感じています。専門的で難しいセキュリティー対策の前に、まずはこの点を確実に管理することが大前提となります。

そして、もう一つ重要なことは、どの情報をどう守るかという考え方を明確にすることです。これには2つあります。例えて言うと、一つは情報を金庫に入れ、簡単に触れさせない、あるいは人に存在すら見せない方法。もう一つは、情報を常時、監視カメラの下にさらす方法です。
前者は、DLP(Data Loss Prevention)などと呼ばれる、文書管理、アクセス管理の強化などが該当します。一方、後者はユーザーが操作したログの管理などの技術です。LanScopeは後者に属する製品で、「禁止より抑止」という考えのもと、製品化を進めてきました。

─米国では、DLPの考え方が主流のようですが。
河之口:DLPは堅牢性には優れています。ただし、堅牢性とユーザーの利便性はトレードオフの関係です。多くの社員が日常的に使う情報をあまりにも堅牢なルールで守ってしまうと、システム全体の利便性が大きく落ちます。この様な理想と現実のギャップで、運用が回らない事例が数多く報告されており、完全な方式とはなりえません。 実は近々、LanScopeを米国をはじめ海外に展開することを考えています。実際にLanScopeを使えば、日常的に使う情報に対して、利便性を落とさず必要十分な機能を備えていることが、ある米国の極めてセキュリティー・レベルの高い企業での試験運用で実証されています。

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─ 新版の「LanScope Cat Ver.8.0」では、操作性を改良して、利便性の向上に重点を置いていますね。
河之口:LanScopeシリーズは、1992年に最初の製品を提供以来、一貫してユーザーの要望、そしてIT環境の変化に合わせて進化してきました。そこが評価されて、国内のIT資産管理ツールにおいて9年連続でトップシェア*1の位置にいられたのだと思います。しかし、最近の調査では、一般的なIT資産管理ツールに対するユーザーの不満として、操作性が上位になっています。そこで400画面以上ある管理コンソール画面すべてを見直して改良し、操作性を大きく向上させました。

実は、新版で操作性を向上した裏には、IT業界に対する私たちの思いを託しています。企業のIT部門の方々は、既存システムの運用保守に忙殺されています。私たちはその中でもIT資産管理やセキュリティー対策の手間を軽減する製品開発に専念し、何とか変革したいと思ったのです。
これからIT環境は大きく変わります。前述したようにITリソースが急増していますし、近い将来は「Internetof Things(モノのインターネット)」の時代になると言われています。特に日本は、2020年の東京オリンピックもひかえ、ITインフラに大きな変化が表れてくると考えています。その時に、IT部門が本来の業務、すなわちITを活用して業務を効率化したり、新しい事業革新に貢献したりすることに専念できるようにしたいのです。LanScopeの新版には、日本のIT革新に貢献したいという思いが秘められているのです。

*1出典  富士キメラ総研「2013ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」<IT資産/PC構成管理ソフトウェア・2012年度>

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