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2014年07月14日

「特集インタビュー」記事掲載/ソフトウェア総合カタログ7月発行版

ダイワボウ情報システム株式会社ソフトウェア総合カタログ7月発行版に「”禁止”ではなく”抑止”の視点で開発利便性を損なわないIT資産管理ツール」のインタビュー記事が掲載されました。以下、掲載内容です。

エムオーテックスは5月28日に、ネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」シリーズの新製品「LanScope Cat Ver.8.0」を発売した。本バージョンより、Cat7保守加入ユーザーはバージョンアップが無償になる。また、製品名とバージョン表記を分け、今後は製品名を「LanScope Cat」で統一していくという。同社 事業推進本部 執行役員 池田 淳氏に新製品の特徴を伺った。

長期利用者の多いLanScope Cat 既存ユーザーの要望に応えた新製品

エムオーテックスは、Windows 95が発売された翌年の1996 年にデスクトップ管理ツール「LanScope FOR」をリリースして以来、19 年にわたりIT 資産管理ツール「LanScope Catシリーズ」を提供してきた。当時は、PC という高額な資産を管理するために、企業に設置されているPC のスペックや、使用しているアプリケーションなどを記録するソフトだった。やがて、個人情報保護法に対応するための情報漏洩対策や、内部統制を重視するようになり、ネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」へと、時代に合わせて進化を続けてきた。

同社の特徴として、新規製品の販売と平行して、購入後のサポートに力を入れていることが挙げられる。ただツールを導入しただけでは、最適な効果を得ることは難しいため、導入前や導入時のサポートはもちろんのこと、導入後も管理者やメンテナンスを担当している販売店などに電話して、導入目的に沿った運用の実現を支援する定期フォローサービスなどを行っている。これらの保守サポートの結果、LanScope Catの保守更新率は92.3%を超えているのだという※。池田氏は「中でも10 年以上継続利用しているお客さまが26%、5 年から9 年にわたり継続利用していただいているお客さまも33%と、長年にわたってLanScope Catを利用してただいているお客さまが非常に多いです」と語る。
これらの既存ユーザーの要望に応えるべくリリースされたのが、同社のLanScope Cat シリーズの新製品「LanScope Cat Ver.8.0」だ。

※エムオーテックス調べ

管理ツールへの不満は操作性 3 ステップで完結するUI を採用

企業のIT 資産を管理する情報システム担当者にとって、管理ツールの使い勝手は日々の業務効率を左右する大きな要素である。だが、ZDNet Japan が実施した「IT 資産管理ツールの利用状況」に関するアンケートによると28.6%の管理者がIT 資産管理ツールの操作性に不満を持っていることがわかる。次いでデータの表示速度や抽出速度への不満が17.3%、利用者の手間の少なさへの不満が16.2%だ。管理者が抱える不満の6 割以上が、管理ツールの操作感にまつわるものだ。それにもかかわらず、IT 資産管理ツールの利用頻度は高く、毎日利用している管理者が全体の36.1%を占める。そこで同社は“ かつてないほど、ストレスなく、簡単に。” をキャッチフレーズとした「LanScope Cat Ver.8.0」をリリースした。

大きく変更が加えられたのは、管理画面のUI だ。既存のLanScope Cat の400 におよぶ管理画面をすべて印刷して見直しを行い、UX(ユーザーエクスペリエンス)の概念のもと、管理画面の再構築を行った。具体的には、「資産」「ログ」など、使用目的の項目を画面上で選択した後、対象とする端末やグループを選択する。最後に、行いたいアクションを選択すれば操作が完了するといったように、操作方法を3 ステップで統一した管理画面に刷新している。操作上、不要な選択肢を非表示にしたり、複雑な設定に関してはウィザード形式を採用して、管理者が容易に設定できるようにしている。これにより、企業の情報システム担当者の業務効率が向上し、本来のIT 投資に専念できる環境を提供している。

従来のLanScope Cat は、社内ネットワーク内で構築を行っていたが、本バージョンからはクラウド基盤で構築を行えるようになった。これにより、公衆ネットワーク環境などの社外インターネット環境につながるPC もリアルタイムに管理ができるようになった。

DIS原稿

スマートデバイスも一元管理 業務効率の向上につながる

今回、この他にも「LanScope An」との連携強化を図っている。LanScope Anで収集した資産情報をCatに取り込むことで、PCからスマートデバイスまでの資産情報を一元管理することができる。この他にもスマートデバイスの操作ログ、位置情報を取得することができる。管理画面に表示される地図上で社員の移動履歴が確認できるため、「フィールドサポートを行う企業様などに導入されています。大きなモニターに管理画面を表示させ、お客様から電話がかかってきたら一番近い社員に現場に向かってもらうという環境を構築しているそうです」(池田氏)

従来のMDM 製品との大きな違いは、利便性を損なわない点にある。池田氏は「MDM は考え方がガチガチの禁止系です。結局すべて禁止にしてしまうと、スマートフォンを導入したのに利便性が落ちてしまい、ガラケーが持つ機能と変わらなくなってしまいます。かといって自由にしすぎても問題が起こるかもしれません。元々LanScope Cat が、操作の状況を記録して、いい使い方があったらその使い方を導入していく、悪い使い方があったら注意していくという“ 抑止” の考え方を元にした製品ですので、LanScope An もその考え方を踏襲した製品になっています」と続けた。

実際、LanScope An の操作ログ管理機能の中に、スマートデバイスのアプリの活用状況を「電話」「メール」「Web」「ゲーム・娯楽」「ビジネス」など7 つのカテゴリに自動分類してグラフ表示する機能がある。ある企業では1 人の営業員が名刺管理アプリを活用していることをLanScope An の操作ログで確認し、理由を尋ねたところ利便性が高いことがわかり、導入が進められた。結果、手間だった名刺管理が格段に容易になり、業務効率の向上につながったという。今後はWindows 8.1 に対応し、Windows タブレットも管理できるようにしていく。

同社のLanScope Cat やLanScope An は、これまでエンタープライズ系のシステムに導入されることが多かった。しかし、UX を重視した管理画面に一新したことによって、IT のノウハウのない人でも容易に管理できるようになったため、「中小企業にとっても導入しやすいツールになっている」と池田氏は述べる。製品の評価版が30 日間無料利用できるため、ユーザーに評価版を使用してもらい、使いやすさを実感してもらい、説得力のある提案も可能だ。管理するPC が1,000台以下のユーザーに対しては、コストを抑えつつ、企業に必要な管理ツールの主要機能をまとめて導入できる「パック1,000」の提案も有効になる。使いやすさとコストメリットの利点を踏まえて、中小企業への訴求を行っていける製品だ。

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