1. 一夜で1万リツイート!ふとしたツイートが思わぬリスクも?備えておきたいTwitterの危機管理

ケーススタディ【vol.31】

2016.08.01

一夜で1万リツイート!ふとしたツイートが思わぬリスクも?備えておきたいTwitterの危機管理

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Facebookとならび、SNS界に君臨するTwitter。

サービス開始から10年が経った今日も多くのユーザーに親しまれており、2016年2月にTwitter Japanがおこなった記者会見(※)によると、2011年の段階では670万人だった国内ユーザー数が、2015年12月には3,500万人に増加。日本におけるユーザー増加率は世界一として話題になりました。

タイムライン上で、「あ、これ昔の知り合いだ!」「職場の人だ!」といったツイートを目にするケースも珍しくないはず。なかには、1万以上リツイートされるものもあります。

さらに、反響のあったツイートの場合、まとめ記事やテレビ番組でもネタとして取り上げられることも少なくありません。内容によっては、良い反応だけでなく、非難や中傷などネガティブな意見を受けることも。

自分の立場で、もし何気なく投稿したツイートがそんなことになってしまったら?

今回は、1万以上のツイートバズを経験されたおふたりにツイートの経緯からツイート時の反響、ツイート後に感じたことをお伺いしつつ、Twitterで備えるべき危機管理について考えてみます。

引用元:Twitterが国内ユーザー数を初公表 「増加率は世界一」|The Huffington Post

 

猫の様子の変化をツイートしただけ。反響が海を渡った中村さんの場合

一人目は都内の旅行会社に勤務するサラリーマンの中村さん。

 

投稿してわずか1時間で1万、2日で2万リツイートを超えたという中村さんのツイート。一体どのようなことがあったのでしょうか。
 

インフルエンサーによって嵐のような通知音が!

— このツイートはどのようにして生まれたんですか?

その日に震度4レベルの地震が起きたんですが、地震が起こる前に猫がくつろいでる写真を撮ってたんですよ。それが左側のソファでくつろいでいる写真です。

地震がおきた直後、猫の姿がみえなくて「どこいったんだろう」と探してみたら怯えて机の下に避難しているのを発見したんです。ちゃんと避難していてえらいなと思ったと同時に、さっきまでのリラックスしていた姿と、本気でビックリしている姿のギャップがおもしろくて。2枚の写真を並べてシンプルなツイートをしました。

まさか、こんなにリツイートされると夢にも思いませんでした(笑)
 

— ツイート直後に反響があったんですか?

はい。フォロワーが何千もいる、影響力のある人にリツイートされたのがきっかけだと思います。そこから火がついて、嵐のようにリツイートされまくりました……。朝起きたらリツイート数がすごくてビックリしました。「バズる」ってこういうことかと(笑)

 

疎遠だった地元の友達からも連絡が

— フォロワーがどのくらい増えたか、ツイートアクティビティを見せていただけますか?

こちらですね。

— 400万インプレッションもありますね……。このツイートで500近くフォロワー増えてますよ。

わ、本当ですね。まぁでも今もフォローしてくれている人はごくわずかだと思いますよ(笑)

 

 このバズがきっかけで何か変わったことありましたか?

ツイートした翌日に「Yahoo!」のトップページに載っていたらしく、会社の同期に突っ込まれました。あと、フォローされていなかった地元の友達からも、「タイムラインに出てきたよ」って言われました。

さらに台湾、中国語や英語とかでも僕のツイートが翻訳されて海外の記事でもまとめられたんです。「ジャパニーズキャッツ」とかいうタイトルで。Twitterの威力を思い知りました。

そして面白かったのが、この猫のツイートが話題になって、パロディーが生まれたんですよ。見知らぬ人が地震前と地震後で比較する画像を投稿しているのは目にしましたね。猫の画像を投稿している方は多くいました。

 

 

まとめ記事も乱立しましたね。

http://a-mp.jp/article/3853

 

2度目のバズだった

実は僕、これがはじめてのバズじゃないんです。2014年6月ごろに投稿したツイートで結構反響があって。

 

— 本当ですね! こちらはどういった経緯で?

田んぼアートという名前の駅があるのをたまたま知ってGoogle Mapsで調べたら、上の田んぼらしきところが世界地図になっているのに気づいたんです。その驚きを率直にツイートしたら反響がありました。

Google Maps上で似たような遊び心的な図が他にもあったらしく、いろんな方がここにもありますよって投稿してきたのがすごかったですね。
 

▲このときも記事でもまとめられました。http://feely.jp/4994/
 

— 2度に渡るバズを経験されて、いかがですか?

反響があると最初は嬉しいですが、ここまでリツイートされるとちょっとこわいですね。海外まで自分のツイートが出て行くとわかったし。

今回の場合、ペットの話ということで批判的なリプライはありませんでしたが、おもしろ半分でつぶやいちゃうと痛い目にあう可能性はあるとも感じました。

 

テレビ番組で取り上げられ賛否両論を生んだバズツイート—のっちさんの場合

2人目は美容師、デザイナーを経てWeb制作会社でライターをしていたのっちさん。

 

抱えていたもやもやを言葉にしたところ、賛否両論を生むバズツイートになったとのこと。そのバズツイートでどのような感情の変化があったのでしょうか。
 

同業種から反響を得て広まっていった

— どんなきっかけでこのツイートを?

ライターの仕事をするようになってから、自分の記事をSNS上にアップするようになったんです。

すると、知り合いから連絡がくるようになって、「今度イベントするから、記事でその告知とかツイートとかしてくれない?」と頼まれたんです。これまでギブアンドテイクのお願いはありましたが、そのときに一方的な要望だけを言われて、いらだって思わずツイートしちゃいました。

以前にも、美容師、デザイナーもやっていたときに、なにかとタダでお願いされることがあり違和感を覚えていました。どんなに職が変わっていても、軽い扱いにされるのがなんだか悔しくて。
 

— 広まったきっかけは?

当時私のフォロワーに3,000人フォロワーがいるデザイナーさんがいて。多分その方のフォロワーさんが同業種が多かったのでそこから広がった気がします。同業種の方の共感を得たのが一番大きいのかな、と思いますね。
 

TV番組で紹介されたことで、フォロワー数が300人増えた

— バズツイートの経験は、はじめてでしたか?

はじめてでしたね。もう、「こわい」という感情しかありませんでした。

内容も賛否両論がつきそうだから炎上する可能性があるな、と。こわくなってツイート消そうかと思ったほどです。

「友達だと思っているんだったら、安くても普通力を貸すだろう」「そう思ってしまう友達なんて友達じゃない」といった、反論もたくさんいただきました。意見は人それぞれだと思うので、そういった意見もあるなと思いつつすべてに反応はしませんでしたが。

 

▲のっちさんの記事もWebサイトで取り上げられた。

 

たしかに、いろんな意見が出てきそうですね。

このツイートのツイートアクティビティです。ツイート単体を通してフォローした方は少ないですが、TVで取り上げられたことでフォローが増えましたね。
 

— TVで取り上げられたんですか?

ツイートした3日後、とあるTV番組の世の中のネットの動きを紹介するコーナーで、このツイートが紹介されたんです。
 

— TVに取り上げられるのは事前に知らされていたんですか?
いえ、知り合いから「のっちのツイートが紹介されているよ」って連絡がきて。思わず番組を見て、Twitterを開いたら、その番組で紹介されたからか新しく300人のフォロワーがついていたんです。

 
— 300人も!?
はい、びっくりでしたね。

 
— バズが起こって300人もフォローワー数が増えて、なにか変わったことはありました?

バズが起こる前は、Twitterのプロフィールに勤務先の自分のプロフィールURLと、自分のメールアドレスを載せていたんですが、はずしましたね。どこから誰が見ているのかわからないな、と。DMも相互フォロー間でしかできない設定にかえました。

すぐに対応したためか、とくに怖いことには巻き込まれはしなかったんですが、ひとつの投稿で自分が世に知られる可能性があることを実感しましたね。

 

バズったあとは特に注意!Twitter基本対策とは

今回、バズツイートの経験されたおふたりに伺ってわかったことは、


●何気ない日常、ふと思ったことを口にしたツイートでもバズる可能性がある
●一度拡散されると、あっというまにWebサイト、マスメデイアで取り上げられる可能性が高い
●内容によっては賛否両論をよび、リプライ内容に憔悴しきることも

以上の3点。とはいっても、いつ・どこでバズが起きるかはわかりません。

●不自然なメンションやリプライ、DMは無視する
●プライバシーの設定を見直す(プロフィール情報に住所やアドレスが書かれていないか)

など、基本のことを見直し、バズが起きた後のトラブルを最低限におさえるようにしましょう。

国内3,500万人、世界規模3億2,000万人のユーザーを誇るTwitter。
世界中の人と気軽につながれることで、いろいろな情報や生活は加速しましたが、ユーザー数と同じ数だけの目があり、あなたが見られているということを忘れてはいけません。

misaki(みさき)
ライター・エディター
Web制作会社にて記事制作に携わる。好きなものは旅とエビ。Twitter:@sugar_m1
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