実際はなかなか大変!
リーダーは板挟みです
MOTEXのプロダクト開発は複数のプロジェクトチームが同時に作業していて、僕はその中のひとつのリーダーを担当しています。リーダー業務のメインはメンバーの進捗管理。開発には常に納期があって、製品を確実にリリースするためには、誰かがきちんとスケジュール管理をしなくてはなりません。また、開発中に何らかの課題や問題が発生した時に、解決に導くのもリーダーの役割です。プロダクト全体の管理を行うプロダクトマネージャーにいち早く報告・相談をし、そこでまとまった内容をチーム全員にフィードバックします。
ざっくりと話しましたが、実際はなかなか大変で、簡単に言えば上(プロダクトマネージャー)と、下(チームメンバー)の板挟みです(笑)。上は「納期を厳守してね」と言い、下からは「課題があってなかなか厳しいです」と不安や、不満が出ます。リーダーはそのどちらの意見も吸収しつつ、円滑に物事を進めなくてはいけません。そのあたりの調整はすごくシビアで気を使います。実際にリーダーといっても、メンバーと同じく開発者としての業務がメインで、リーダーとしての業務は全体の1/5も占めていません。ただし、気持ちの面では、かなりのウェイトを占めていますね。
リーダーは目指すものではなく
結果としてついてくるもの
ここまで話して、リーダーは嫌なのかと言われると、全くそんなことはありません。なぜならリーダーでなければ体感できない、やりがいがあるからです。それを一番感じるのはリリース時で、チームの一員として開発していた時は、「納期に間に合ってよかった」くらいでしたが、今は「自分たちが作った機能をお客様が使ってくれている!」と強く感じ、同時にリーダーとして最後までチームをまとめ上げたという充足感も味わえます。
初めてリーダーを担当させてもらえたのは入社3年目の終わり頃でした。自分自身、リーダーになりたいという意思表示も、特別な努力もしたつもりはありません。何か理由を挙げるなら、上からの指示で動くだけではなく、自分の中で「ここはこうした方がいいのでは?」と思ったことを、すぐに伝えるようにしていました。そういう考えで開発に取り組んでいると、次第に指示の範疇を超えて、全く新しい機能を開発したくなり、それも伝えるようにしていたんです。実は今チームで開発している機能は、もともと僕が入れたいと思っていたもので、今回作ると決まったタイミングで、リーダーのお声がかかりました。若手でも活躍の機会が与えられるのはMOTEXの魅力ですが、まさにその通りだと思いましたね。
今の立場だからこそ気づけた
コミュニケーションの大切さ
リーダーとして一番大切にしているのはメンバーとのコミュニケーションです。仮に1時間と決めたらその間は一切開発をせずに徹底的に話し合います。肝心なのは、上からの指示を伝えるだけではなく、メンバーからの意見もきちんとすくいあげることです。以前、メンバーから「本当にこのまま作っていいですか?」と疑問の声が上がり、詳しく話を聞いたら、「確かにこれは問題だ…」と。そこでチーム内で修正案をまとめ、プロダクトマネージャーに報告したことで、早い段階での軌道修正ができました。そういったことができるのも、日頃からコミュニケーションを細かくとっているおかげだと思います。あとは何でも言いやすい関係を築くため、仕事以外のプライベートな話もよくしています。今はテレワークがメインなので、zoomを使って前よりずいぶんと話しやすくなりました。仲が良いが故についつい喋りすぎてしまうこともありますが、そこは注意しながらコミュニケーションをとっています(笑)
今はまだ開発者としての技術も足りないし、リーダーとしても力不足を実感しているので、時間と経験を重ねて、少しずつ成長できたらと考えています。そして、いつかはリーダーではなく、プロダクトマネージャーとして開発に携われるように頑張ります!