1. 【財布を紛失した方はすぐにお読みください】覚悟すべき2つのリスクと心がけたいこと

ケーススタディ【vol.07】

2015.06.09

【財布を紛失した方はすぐにお読みください】覚悟すべき2つのリスクと心がけたいこと

  • Facebook
  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

財布の紛失

スマートフォンと財布、万が一落としてしまった時に困るのは、どちらも変わりありませんが、特に財布を紛失してしまったら要注意。現金を盗られてしまうくらいで済むならまだいいですが、財布の中にはスマートフォン並に重要な個人情報が詰まっており、情報漏えいの危険性が非常に高いのです。

免許書を不正利用されてしまうなどは一般的に思い浮かぶ被害ですが、実はもっと恐ろしい被害に遭うケースも・・・。
 

財布を紛失したら覚悟すべき2つの情報漏えいリスク

財布紛失リスク1. 身分証から暗証番号が解読される

身分証明書

財布に運転免許証や健康保険証などの身分証を入れている人は多いのではないでしょうか。
運転免許証は個人情報の塊で、あなたの本名・住所・生年月日だけでなく、顔写真まで載っています。健康保険証からもほぼ同等の情報が読み取れるでしょう。

要注意なのは、身分証明書そのものを悪用されることではなく、身分証明書の個人情報から、同じく財布の中に入っているクレジットカード・キャッシュカードの暗証番号や、サイトへのログイン情報などを解読されてしまうことです。

というのも、パスワードを数字で設定する際、どこであっても口を酸っぱくして「生年月日と同じにはしないでください」と言われるはずですが、それでも生年月日にしてしまう人はまだまだ多いようです。生年月日ではなくても、本名(アルファベット)、郵便番号、マンションの部屋番号、運転免許証番号の下4桁など、ついつい覚えやすい個人情報を使ってしまう人も少なくありません。

悪用者はそれらすべての可能性を即座に試します。個人情報を暗証番号やログイン情報に使っている方は、金融機関からの不正引き出しや、会員サイトへの不正アクセスなど、さらなる被害に見舞われる危険性があるのです。

「誰かが届けてくれたらすぐに見つかるかも」と甘く考えず、早急に警察署や発行元に届け出をして対処するようにしましょう。

 

財布紛失リスク2. 会員カードやレシートから住所がばれる

sheet

個人情報がたっぷりの運転免許証や健康保険証に比べると、各種会員カードやレシートは被害が少ないように思えます。しかし、油断は禁物です。

当然ですが、会員カードやレシートからは、「その人が、どの場所で、どのお店をよく利用しているか」がわかります。

たとえば、会員カードからは「毎週末、あそこのジムに通っているんだな」とか、「外食するときはこのお店なんだな」といった情報が漏えいしてしまうでしょう。こうした行動パターンを把握されると、「いつ家にいないのか」が見えてくるため、空き巣などの被害に遭うリスクが高まってしまうのです。

でも、「財布の中に身分証は入れていないし、そもそも会員カードだけで具体的な住所まで割り出せないし、空き巣被害までは大丈夫でしょ」と思われる方もいるかもしれません。

ここで意外な盲点となるのがレシートです。たしかに、レシートそのものに住所は書かれていませんが、たとえば、特定の駅の近くのコンビニで、毎日のように夜20時頃、お惣菜と男性誌とビールとアイスを買っているレシートがあったとしましょう。これだけでも「駅の近く、アイスが溶けない程度の距離に住んでいる男性。仕事は電車通勤。おそらく一人暮らし」といった情報が読み取られてしまいます。そのほか複数のレシートも組み合わせて考えれば、さらに正確なプロファイリングが可能です。

その結果、特定の時間に必ず使う場所で待ち伏せされ、そのまま後をつけられて住所バレする――といった危険性もゼロではありません。

なるべく不要なレシートは財布の中に残しておかないように心がけましょう。

 

まとめ

財布紛失

レシートを1枚落としただけでは、大した被害はないかもしれません。会員カードを1枚紛失しただけでも同様です。仮にメールアドレスが単体で漏えいしても、迷惑メールは増えるかもしれませんが、その程度で済むでしょう。

つまり、注意すべきは、複数の個人情報が同時に流出してしまうこと。個人情報同士が結びつくことで、すべての生活が丸裸にされる危険性があるのです。だからこそ、複数の個人情報が詰まった財布を紛失することには大きなリスクが伴います。

ただし残念ながら、財布を紛失する危険性は誰にでもあります。確実に紛失を防止することは難しいでしょう。

だからこそ、紛失してもダメージを最小限に抑えられるよう、日頃から注意しなければなりません。今回もお伝えしたように、暗証番号やログイン情報を財布の中の個人情報から推測できるものにはしないこと、不要なレシートは財布の中になるべく残さないようにすることを心がけるようにしましょう。

y_yamadai山田井 ユウキ(やまだい・ゆうき)フリーライター/コラムニスト。
専門分野はIT、エンタメ、サブカルチャー、ニコニコ動画など。 MacFan、PASH!、フルールでコラムを連載する他、 FM西東京番組「Nちゃんねる(仮)」に月1レギュラー出演中。 著書に「サイバー戦争」(マイナビ新書)など。 個人運営のブログ「カフェオレ・ライター」は累計アクセス8,000万超。
Twitter:cafewriter
この記事をシェアする
  • Facebook
  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事 | こんな記事もオススメです。