セキュリティをゆる~く学ぶ!「茂礼手課長のNO MOREな一日」第8回 ~スマホのセキュリティ編~
『布施木君、なんか僕のスマホが開かなくなってしまったぞ』
茂礼手課長と呼ばれている。なにかとやらかしては、布施木君に注意される。
布施木君と呼ばれている。なんだかんだと茂礼手課長をサポート。
■ある日のオフィスにて
■スマホの画面ロックは必ず設定しましょう
2014年以降、「スマホに監視アプリを勝手にインストールされる」ケースがいくつか報じられています。これは、スマホに保存されたGPSの位置情報やアドレス帳、通話履歴等を外部に送信、監視できるアプリを利用者の知らないうちに仕込まれるというもの。
これらのケースに共通しているのが、利用者が目を離していた隙にスマホを勝手に操作されている点です。画面ロックが設定されていなかったため、第三者が本人に無断でスマホを操作し、監視アプリをインストールしたと考えられます。
スマホは個人情報が数多く保存されており、第三者に知られるとプライバシーの侵害など、重大な被害に遭う可能性があります。こうした被害に合わないためにも、以下のような対策を行いましょう。
(1)スマホには必ず(パスコードや指紋、パターンによる)画面ロックを設定する
(2)一時的であってもスマホを他者に操作させない。
操作を代行してもらうときは、操作内容を一緒に確認する
また、スマホに限らず、ノートPCやタブレットなどのモバイル機器を業務利用する機会も増えています。そこで気をつけたいのが端末の紛失や盗難による情報漏えいです。
外出先では、たとえ短い時間であっても、離席する際には必ず貴重品とともに持ち歩くようにしましょう。そして、画面ロックの設定のほかにも、機器内のデータのバックアップや暗号化など、紛失、盗難対策を行うようにしましょう。
データのバックアップや紛失や盗難時の事後対応については、以下の「セキュリティ7つの習慣・20の事例」も参照してください。
・習慣6(バックアップをしましょう)
・習慣7(万が一、何か起きたときは早めに連絡、早めに相談しましょう)
キットフックの屋号で活動するフリーライター。社内報編集、Webコンテンツ制作会社等を経て2008年より現職。情報セキュリティをテーマにした企業のオウンドメディア編集、制作等を担当するほか、エンタープライズITから中小企業のIT導入、デジタルマーケティングまで幅広い分野で記事執筆を手がけている。