情報セキュリティマン、サボり社員に一喝!OS・アプリケーションのアップデートを放置した人の末路
OSやアプリケーションのアップデートは重要。機能性が向上するだけでなく、セキュリティホールをふさぎ、外部からの悪意ある攻撃から端末を守るための「セキュリティ更新プログラム」が含まれているからだ。
もし、アップデートを放置すれば、あなたのパソコンやスマートフォンから重要なパスワードや個人情報を盗まれたり、他のパソコンを攻撃するための踏み台にされたりする危険性がある。とにかくアップデートの放置は、「ダメ、絶対」だ。
もし、あなたのセキュリティ意識があと少し高ければ、平穏な未来が待っていたかもしれないのに。そうならない為にも……。
あっ、こんなところに情報漏えいが! 情報セキュリティマン参上!
<情報セキュリティマン・プロフィール>
MOTEX社員、セキュリティ系男子・大山晃輝(24歳)。
1993年鹿児島生まれ。幼少期より野球一筋で過ごし、京都の大学に進学後も野球に邁進する。2016年4月、MOTEXに入社。大阪本社勤務を経て、2017年4月、東京本部に配属。2018年7月、ふたたび本社へ戻り、九州エリアを担当する。
野球時代の特技は「送りバント」。神経を研ぎ澄ませ、走者を進塁させることに掛けたスピリッツは同社MOTEXでも存分に発揮し、世間にはびこる「情報漏えい」に目を光らせ、甘すぎるセキュリティ意識の向上に努めている。
ポリシーは「皆さまに幸あれ」。正々堂々と情報漏えい対策に挑む!
サボっているのは、誰だ!
ふわあぁ、眠い
どうしたんですか。セキュリティマンなのに無防備な大あくびして
ソフトウェアのアップデートをしているところなんだ
アップデートを言い訳に、サボりですか(笑)
アップデートをサボっている君に、言われなくないわっ!
ギクッ! でも、アップデートをすると不具合が起きませんか? アップデートはすぐにやってはいけないって、昔から言われていますし
それは、ずいぶん古い考え方だな
どういうことですか?
これだから、おじさん世代は困る。確かに90年代、2000年代はそういう風潮があっただろう。インターネットの回線が遅くて、OSのアップデートのような大きなファイルは簡単にダウンロードできなかったからな。だから「余裕があるときにしよう」と、牧歌的な空気感があったんだ
セキュリティマンは今、24歳。まだ小中学生の頃じゃないですか
当時はパソコンのスペックも低く、アップデート後に動作がすごく重くなることもあった。だから、アップデートすること自体を警戒する人も多かったんだ
たしかに。Windows XPやMac OS Xが出た頃は、そんな傾向がありましたね。自ら進んでアップデートする人のことを「人柱」と呼んでいたのを思い出しました
でも、今は違うぞ。パソコンのスペックが向上し、インターネットが常時接続、かつ高速になっている。そして、セキュリティホールを突いての潜入や攻撃、悪質なウイルスが蔓延するようになったんだ。これらを防ぐためには、アップデートは欠かせない
そうですね、昔のウイルスは、今のような金銭目的ではなく、驚かせるのが目的のジョーク系も多かったですもんね
ということで今回は、OSやアプリケーションのアップデートの重要性をお伝えするぞ
はい、僕の思考もアップデートします!
アップデートさえしておけば、助かったのに・・・
アップデート、その前に。世間の声を集めろ!
アップデートをサボるのは良くないと言ったばかりだが、毎回何も考えずにOSやアプリケーションをアップデートするというのは、やはり良くないんだ
どういうことでしょう
まず、企業の場合は、独自開発のシステムを導入しているところも多いと思うので、まずは社内のルールを確認し、システム担当者の指示を仰ぐ方がいいだろう
勝手にアップデートしてはいけない、ということですね
あと、個人のパソコンに関しても、事前にアップデートした人の意見を聞いておいた方が良いだろう。具体的には、TwitterとGoogleで「Windows アップデート 不具合」などで検索をかける。すると、世間の声を聞くことができるんだ
アプリケーションの動作がおかしくなった、バッテリーの寿命が短くなったなど、トラブル事例が出てきますね
これは、OSとアプリケーションの両方に当てはまるので、アップデートをする前は、世間の声を集めるのを習慣化すると良いだろう
はい、わかりました
POINT!
Google検索、期間指定をしよう!
Googleの検索結果の画面で、「ツール」をクリックし、「期間指定」を選択します。ここで、「1か月以内」「1週間以内」などを選択すると、過去の記事が表示されず、求めている情報を手にいれやすくなります。
これまで被害にあったことが無いから大丈夫!?
ソフトウェアのアップデートを放置する人は、なぜそうすると思う?
これまで被害にあったことがないから大丈夫」だったり、「大した情報はないからデータを盗られても困らない」と思っているのではないでしょうか
そうだな。でも、彼らには気づいていない重要なことがある
気づいていない……ですか?
狙いは、あなたに対してだけではない、と言うことだ。数年前、他者のパソコンを遠隔操作して誤認逮捕されるという事態が起きたサイバー犯罪、パソコン遠隔操作事件があったのを覚えているか
警察がIPアドレスを証拠に4人を逮捕し、あとから誤認逮捕だったとわかった事件ですね
それだ。乗っ取られているのに気づかず、犯罪の踏み台にされてしまったんだ
確かに、自分が知らず知らずのうちに加害者側になってしまうリスクも知っておかないといけませんね
アップデートは、人間でいうところの予防接種にも似ている。自分が被害を受けないようにするためと、自分が人に移す・攻撃するのを防ぐ、ふたつの意味合いがあるんだ
他人を守るためにも、アップデートの放置はダメですね
盲点! 自宅のパソコンは要注意
日常的に使っているパソコンは、こまめなアップデート対応ができても、使用頻度の低いパソコンは要注意だ。面倒で、つい放置しがちなのは……
自宅のパソコンですね
うん、そうだな。今や、スマートフォンやタブレットがあれば、ほとんど事足りる。「しっかりとパソコンを使うのは、年賀状を作るときだけ」なんて人も割と多いのではないだろうか
調べ物も、買い物も、メールも、SNSも、写真も、映画も、音楽も、スマホ一台でできますもんね。
そう。だから、たまにしかパソコンを使わないから、起動するたびにアップデートのお知らせが届く。でも、ちょっと使いたいだけで待たされるのは面倒だから、つい放置してしまう
「このパソコンは、まぁいいか」と、思っちゃいそうですね
でもやっぱり、こうした使用頻度の低いパソコンも、アップデートを忘れないでやって欲しい。放置しつづけると、セキュリティホールだらけの無防備な状態になるからだ
ウイルスが蔓延している中に、予防接種もマスクも無しに、入っていくようなものですね
Windows 7のサポートは、2020年1月14日で終了
最後に、「アップデートのサポートは永遠にしてくれる訳ではない」ということもお伝えしておこう
古いソフトウェアを、いつまでもサポートし続けられないですもんね
今、大きな課題としてあるのが、Windows 7のサポート期間だ。Microsoftは、2020年1月14日にサポートを終了すると公表している
もし、この期間を過ぎてWindows 7を使っていると、どうなりますか?
ウイルス感染や情報漏えいのリスクが一気に高まることになる。セキュリティ更新プログラムが配信されないからな。もちろん企業としても、サポートが終了したOSを使っているというのは、信頼の失墜にもつながるだろう
なるほど、その日以降にWindows 7を使ってはいけませんね
また、同じ日にWindows Server 2008のサポートも終了するので、企業の情報システム担当者は、準備に向けて大変だと思う
それだけじゃないぞ。2020年10月13日にはOffice 2010のサポートも終了する
やることがあり過ぎる
対策としては、早めにWindows 10に移行し、OfficeはOffice 365に切り替えて行くのが良いだろう
大変ですが、やるしかないですね!
- 少し前になるが、
大学時代の友人と、旅行で愛媛・道後温泉に行ってきた。 - 愛媛のみかんジュース、格別においしかった。
- 蛇口からみかんジュース。
これは、みんなもやってみるべし。 - 2年ぶりに旧友との旅行は思い出話から始まり、
現状報告、将来について語り合った。 - 久々に会うのも悪くない。
何故か感極まるものがあった。 - 旧友に負けてたまるか。と決意し、
自分の人生において、また一歩成長できた再会であった。 - 友人に感謝。
- 私に関わってくれた人に感謝。
- そして、これから出会う人たちにも感謝。
- 「ありがとう」